一般的な

酵素ドリンクのみで行うファスティングダイエットを実践する際の注意点

食事を抜き、その代わりに酵素ドリンクを飲むファスティングが注目を集めています。健康面でも美容面でもいろいろな効果が期待できますが、正しく行わないと半減してしまいます。ファスティングをするにあたって注意すべきことについて、以下にまとめました。

食事の注意点

ファスティングをする際、その前後の食事が重要と言われています。特に直後の食事は消化のいいものを食べる必要があります。いきなりヘビーなものを食べてしまうとそれまで休んでいた胃腸をいきなりフル稼働させることになり、負担も大きいからです。

準備期間

ファスティングに入る前の1~2日は準備期間にしましょう。野菜を中心とした献立を考えましょう。肉や魚は極力摂取すべきではありません。お酒も控えましょう。

回復期間

ファスティングが終わってからの1~2日間が該当します。最初はスープなど固形物ではないほうが胃腸に優しいです。具なしのお味噌汁やコンソメスープなどがおすすめです。次におかゆなど消化の良いものにして、徐々に普段の食生活に戻していきます。

ファスティング中のNG行為

ファスティング中に行ってはいけないことがいくつかあります。これから実践しようと思っている人がいれば、以下の点に注意したほうがいいです。

カフェイン入りの飲み物

食事は抜いても、こまめに水分をとることは大事です。しかし飲み物なら何でもいいかというとそうではないです。特にコーヒーや紅茶、緑茶のようなカフェインの入った飲み物は期間中口にすべきではないです。カフェインは脳を興奮状態に持っていく効果があります。ファスティング中はカラダが敏感に反応しやすい状況になっています。そこにカフェインを入れると、ソワソワ・イライラと気持ちが落ち着かなくなる可能性があります。またカフェインには胃腸を刺激する働きもあるので、その意味でも避けたほうがいいでしょう。

飴など

何も食べていないと空腹感にさいなまれるかもしれません。「飴やガムなら…」とつい手が伸びてしまうかもしれません。しかし飴やガムもNGです。というのも糖分が多く含まれているからです。空腹時に糖分を入れると、血糖値が激しく上下動します。インスリンを過剰に分泌することになり、いずれ糖尿病に発展するリスクもあります。シュガーレスのものもあるのでこちらならいいだろうと思う人もいるでしょう。しかし顎を動かすと食べ物が来ていないのに胃液が分泌されます。その結果胃の粘膜が荒れてしまうので、控えたほうがいいです。

まとめ

ファスティングは正しい方法で実践しないと思ったような効果が現れないばかりか、マイナスの影響を及ぼす恐れがあります。特に前後の食事には注意したほうがいいです。胃腸はずっと休んでいたことになり、いきなりボリュームのある食事をすると大きな負担がかかりかねません。最初は無理のない食事をメインにして、徐々に普段の食事の内容や量に戻していきましょう。